zarazara

2026.10.06

片頭痛と緊張型頭痛が両方あることはある?

頭痛にはいくつか種類があります。

その中でもよくみられるのが、片頭痛と緊張型頭痛です。

実は、この2つはどちらか一方だけとは限りません。片頭痛と緊張型頭痛の両方を持っている方もいます。


日によって痛み方が違ったり、軽い頭痛と強い頭痛が混在していたりするのは、決して珍しいことではありません。


片頭痛と緊張型頭痛の違い

片頭痛はズキズキする頭痛というイメージがありますが、必ずしもそうとは限りません。

ズキズキしないこともあれば、頭の両側が痛むこともあります。

痛み方だけでなく、動くと悪化する、吐き気を伴う、光や音がつらくなる、仕事や家事に支障が出るといった症状も、片頭痛を考える大切なポイントです。

一方、緊張型頭痛では、頭を締め付けられるような痛みや重苦しさがみられます。首や肩のこりを伴うことも多く、痛みがあっても普段の生活を続けられることが比較的多い頭痛です。

軽い頭痛だから緊張型頭痛とは限りません

普段は軽い頭痛で仕事もできるけれど、ときどき強い頭痛が起こり、横になりたくなる。

このような場合、すべて同じ頭痛とは限りません。

片頭痛のある方に緊張型頭痛が合併していることもありますし、片頭痛そのものが日によって軽かったり強かったりすることもあります。

また、肩こりがあるから緊張型頭痛、と単純に判断できないところも頭痛診療の難しいところです。

そのため、一番ひどい日の頭痛だけではなく、普段どのような頭痛が起きているのかを確認することが大切です。



頭痛によって治療方法も変わります

頭痛のタイプが違えば、治療方法も変わります。

一般的な鎮痛薬で対応できる場合もあれば、片頭痛に特化した治療薬が適している場合もあります。

さらに頭痛の回数が多い方では、痛くなってから薬を使うだけではなく、頭痛の回数や程度を減らすための予防治療を検討することもあります。

現在では従来の予防薬に加えて、CGRPを標的とした治療など、片頭痛治療の選択肢は以前より増えています。

一つの薬が効かなかったからといって、治療法がないわけではありません。


自分の頭痛のパターンを知ることも大切です

診断の助けになるのが頭痛の記録です。

頭痛があった日、痛みの強さ、吐き気、光や音への過敏、薬を飲んだか、その薬が効いたか。

毎日細かく記録しなくても、こうした情報が少しあるだけで頭痛のパターンが見えやすくなります。

特に、軽い頭痛の日と強い頭痛の日がある方では、その違いが診断や治療を考える手がかりになります。


頭痛を一つのタイプに決めつけない

長年頭痛があると、いつもの頭痛だから仕方がないと考えてしまうことがあります。

しかし、これまで緊張型頭痛だと思っていた方に片頭痛の要素が見つかったり、複数のタイプの頭痛が重なっていたりすることもあります。

大切なのは頭痛の名前を自分で決めることではなく、どんな頭痛が、どのくらいの頻度で起こり、生活にどの程度影響しているのかを整理することです。


治療の選択肢は以前より増えています。

長く頭痛に悩んでいる方や、市販薬だけで頭痛を繰り返している方も、一度頭痛のタイプを整理してみることで、より自分に合った治療が見つかる可能性があります。


ミロク脳神経リハビリクリニックの頭痛外来では、頭痛の特徴や頻度、生活への影響、これまで使用してきた薬などを確認しながら、一人ひとりに合った治療方法を考えていきます。

頭痛で困っている方は、お気軽にご相談ください。