zarazara

2025.02.12

リハビリ目線の認知症

さて、今回は「認知症」について考えてみましょう。以前のブログでも「MCI(軽度認知機能障害)」や「認知症の新しい治療薬」について述べました。

最近では院長が地元コミニティ新聞で連載記事まで載せておりました。

認知症(上) - 山形コミュニティ新聞WEB版

私たちスタッフは知らされていませんでしたが!!


なので今回は、「認知症とリハビリテーション」についてです。

 

まず、認知症について簡単におさらいしましょう!

認知症とは・・・今まで出来ていた日常生活や社会生活が、脳の障害によって持続的に低下し、支障をきたすようになった状態です。記憶力判断力の低下に加え、脳画像によって診断されるもので、単なる物忘れとは異なります。

代表的な認知症として「アルツハイマー型認知症」があります。皆さんも一度は耳にしたことがあると思います。このアルツハイマー型認知症は認知症の約2/3を占めると言われています。徐々に進行し、脳全体が萎縮していくため、体の機能も徐々に失われていきます。

 

そんな認知症を予防するために・・・「運動」が効果的なことを知っていますか?

少し難しい話になりますが、アルツハイマーの原因となるアミロイドβ蛋白の蓄積を減らすことや短期記憶の容量が増加するなど、適度な有酸素運動や筋力トレーニングが認知症の予防に効果的と言われています・・・。とにかく、運動はいい!ということです!

効果的なのはわかったけど、「運動」って言っても何をどのくらいやればいいの?と思いますよね。詳しく説明していきますね。

・運動の頻度:週3回以上の運動習慣を持っていた方は、認知症になるリスクが低いことがわかっています。

・運動の強度:負荷が強すぎる運動はストレスとなり逆効果となることがあるため、運動して「楽である〜少しきつい」程度の運動が効果的とされています。


・運動の内容:

ストレッチ:準備運動として行いましょう。呼吸を整えることが大切です。

有酸素運動:ウォーキングなど。

拮抗(きっこう)運動:体の左右で同時に別々の動きをすることです。例えば、右手をグーの形に握って突き出し、同時に左手は膝の上でパーの形に開く運動です。

運動に認知課題を組み合わせる:運動に計算やしりとりなどを組み合わせる。

 

運動習慣は健康でいるためにとても大切です。認知症予防に対してはもちろん、それ以外の目的でも運動習慣をつけるようにしましょう!最近、物忘れが多くなっている方、ご家族の中に認知症かも?と心配がある方は一度、かかりつけ医にご相談ください。

当院にも、認知症に詳しい医師やスタッフがいますのでお気軽にご相談ください。MRIでの画像診断も可能です。認知症を予防して、いつまでも健康に生活していきましょう。



 

〜認知症の方と関わっているご家族様へ〜

・3つの「ない」が基本です

①    驚かせない ②急がせない ③自尊心を傷つけない 

この3つの「ない」を心がけましょう。

・具体的なポイント

① まずは見守る ②余裕を持って対応する ③声をかける時は1人で ④後ろから声をかけない ⑤相手に目線を合わせて優しい口調で ⑥穏やかに、はっきりした声で ⑦相手の言葉に耳を傾けてゆっくり対応する

このような関わり方が基本とされていますが、こちらも人間なので疲れる時やどうしても怒ってしまう時ありますよね。距離が近いからこそ大変なことが多いと思います。介護保険を持っていない方は、当院でも申請の手順やケアマネージャーさんの紹介など、お手伝いできることがたくさんあります。1人で悩まず、まずは、身近にいる専門の方に相談してください。身近にいない!という方は、一度、当院に受診してみてください。一緒に考えていきましょう。