zarazara

2025.02.28

食事の楽しさ大切さ

以前のブログで、作業療法士とは生活を支える専門家とお伝えさせて頂きました。

 

生活とは一般的に世の中で暮らしていくことと言われていますが、リハビリの中での生活とは「食事」「着替え」「トイレ」「お風呂」「整容」等と分けて考えております。

今回は生活動作の一つである食事についてお伝えさせて頂ければと思います。

 

食事は毎日欠かさず行われています。人によって生活リズムや好みなどもあり、食事の内容や時間帯、家族又は車の中で急いで食べるなど環境の違いが多くあります。ただ、その中でも食事には栄養補給以外にも大切は役割があります。それは、美味しく食べる事で心の豊かさや満足感を得ると共に、周囲の人たちと共感を通し人との繋がりを作る事です。

「あそこのお店の○○が美味しかった。また行こうよ」「あなたと食べると美味しく感じる」何気ない食事でも楽しさや喜び、生きがいに繋がる事が多くあります。

 

しかし、脳卒中や何らかの怪我で片腕が使いにくくなった場合、意味合いが変わってしまうこともあります。

お茶碗を掴めず犬食いになってしまう。利き手で箸・スプーンを使うことが出来ず、非利き手で食べてみるがこぼしてしまうなど様々あります。

そうなった時、回りからの眼を気になり食事会などの外食に行けなくなり、独りで食べる。食べ物を口に運ぶ事に精一杯となってしまい、美味しさを感じる余裕がない事もあると思います。

 

ただ、リハビリの中で機能訓練や道具・環境の調整などを行い、本来ある食事の美味しさ・楽しさ、人との繋がりを取り戻す可能性があります。

一つ、機能訓練として紹介いたします。こちらの患者様は、脳卒中後に右片麻痺を呈してしまい、利き手での箸・スプーン操作が非常に難しくなってしまいました。しかし、麻痺がある中でも、目標や目的を持ってリハビリを継続していき、ご自宅では利き手でスプーンを持ち食事が出来るようになってきたとお話して下さいました。

箸の操作は固定箸・動作箸、食べ物の大きさ・柔らかさなど様々な要因があり、大変で時間がかかる事があります。それでも一つ一つ課題を確認、手の機能的に可能か、もし難しい場合はどの方法又は道具・環境で出来そうか評価していき、患者様の気持ち・生きがいに添える様、リハビリプログラムを今後も提供していきます。

 

「できない」と思っていた事が「できる」ようになる。「できる」様になったら「やってみたい」事が広がり、患者様らしい生活を少しずつ取り戻すことが出来る。1回きりの人生、その方らしく思いっきり笑える・笑い合える生活をまた過ごせるよう、私たちは研鑽を続けていきます。

 

食事以外にも生活動作は様々あります。着替えやトイレ、お風呂など色々あります。正価値の中で気になることありましたら、是非リハビリスタッフにご相談ください。一緒に話しあい、リハビリを行い解決出来るようお手伝いさせて頂きます。